突然だが、俺はニーハイが好きだ。

ニーハイは良いものだ。

ネットでは「ニーソ」と呼ぶのが一般的だそうだが、俺は昔からニーハイと呼んでいる。

ニーハイはなぜ良いのか。

なにも、俺の個人的な嗜好で論じているわけではない。

論理的な裏付けがあるのだ。

そもそもニーハイとは何か

ニーハイは、膝上の長さの靴下(まれにブーツ)のことである。

いや、厳密には誤りである。

knee-high は膝の高さのことで、膝丈=膝下ということだ。

ニーソ(ニーソックス)も同じだ。

こういう話題になると必ず出てくるあの有名な画像(どこかのエロゲ?)の通りだ。

正しくはオーバーニー(over-knee)と呼ぶ。

サイハイ(thigh-high:もも丈)でもよい。

まあ、俺はそんな厳密なことは気にせず、ニーハイと呼ぶ。

ニーハイの魅力とは

俺が考えるニーハイの魅力は、以下の三つである。

ボトムスの丈が短くなる

ニーハイを履いていて、スカート(やズボン)の丈が膝よりも長かったら、タイツと同じである。
ニーハイの意味がない。

タイツは履きにくいとか、股の部分が蒸れるとかで、かわりに長めのニーハイを履くという人もいるようだが……

よって、自ずとスカートの丈は短くなる。

ミニスカートが魅力的なのは、谷川俊太郎が論じた通りである。

そこ、『生きる』が言いたいのはそんなことじゃない、とか言わない。

絶対領域が生まれる

“絶対領域”、もしかしたらすでに死語なのだろうか……

俺はこの概念、とても素晴らしいと思うのだが。

絶対領域とは、ニーハイとスカートの間の、肌(太もも)が見えている部分のことである。

絶対領域の幅は、狭ければ狭いほど良いとされている。

ちなみに、俺が好きなのは、普段は絶対領域は見えず、スカートが揺れたときやローアングルなどでチラリと見えるあの感じ、つまりマイナス幅だ。

艦これの「皐月」とか。

膝が隠れる

俺は膝が見えるのはあまり好きではない。

膝はどうしても凹凸が目立つし、色もきれいじゃない。

かのココ・シャネルはこう言った。

「女の膝は最も醜い部位だから見せてはいけない」

シャネルさんもこう言ってるんだ!
つまり、ニーハイなんだな?

え、これは当時流行したミニスカートを批判するもので、ニーハイを推奨するものではない、だって?

俺がこの説を知人に熱弁した時に、そう言われちゃったよ。

それで俺も意気消沈していた。

しかし、俺はさらなる裏付けを見つけてしまった。
ココ・シャネルの発言。

Montrer les cuisses, oui... mais les genoux, jamais !

出典:http://chanel-antenna.net/blog-entry-47.html

エキサイト翻訳による英訳: Show thighs, yes... but knees, never!

俺による和訳: 太ももを見せなさい、そう……でも膝はダメ、絶対!

つまり、シャネルさん的には、膝はNGだけど、太ももはOKってことだ。

んでもって、ツィギーで大流行したミニスカートだが、そもそもミニスカートを発案したのがシャネルだというではないか。

ということは、ミニスカ+ニーハイというのはシャネルの思想に適ったファッションであり、シャネルが生み出したと言っても過言ではない!

ついに俺の個人的な好みに、論理的な裏付けが与えられたのだ。

まとめ

ミニスカートorショートパンツを愛用する女性の皆さん。

ニーハイを履きましょう。

黒でも白でも縞でもいいんです。

惨事はお断り、虹に限る、なんて言いません。

タイツでいいじゃん? いいですが、ニーハイのほうが尚いいです。

夏にニーハイは暑い? 「ファッションは我慢」です。

そしてたまには、ニーハイの写真をTwitterなんかにアップしてください。←死ね